偶然、昔の彼に出会いました。信号待ちをしていた私に誰か近寄ってくると思ったら、彼でした。3年ぶりでしたが、あの時のまま優しく微笑んでいました。最初はピンとこなかったのですが、すぐわかりました。と同時に、普段着のまま化粧もしていない自分を後悔しました。運命なのか、その日からまた付き合うようになったのです。お互い堅苦しいことがあまり好きではないので、食事はほとんどラーメンとか居酒屋が多かったです。何ヶ月か経ったある日、あまり行かないフレンチレストランに連れられたのです。へんに緊張しながら、でもいつものように楽しく食事が終わったのですが、何だか違う空気がながれていました。もしかして別れ話かと不安でしたが、いきなり「結婚しよか」と言われたのです。今まで結婚には消極的だった彼が、こんなことを言ってくれるなんて夢にも思っていなかったのでとてもうれしかったです。結婚は本人同士だけの問題ではありません。家同士も関わってくるのでたいへんでした。もめることもありましたが、披露パーティーだけはすぐ決まったのです。彼がプロポーズしてくれた、あのフレンチレストランです。彼も同じ意見でした。そのレストランはローズガーデンがあることでも有名でした。そして6月、私たちの披露パーティーはバラで満開のフレンチレストランで行いました。バラは二人のこれからを祝福するかのように、とてもきれいに咲いていました。その中で私たちも幸せを誓い合ったのでした。